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1/14 「生態学者の多様なキャリアデザインNGOで活躍する生態学者たち」

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今日は、生態学会関東部会の公開シンポ「生態学者の多様なキャリアデザインNGOで活躍する生態学者たち」に参加してきた。今回のシンポジウムでは、各NGOの行っている事業内容の説明、生態学のスキルが現職にどのように生かされたか、自身のこれまでの経歴といった3つの話題について、Conservation International、Birdlife international、日本自然保護協会から各一名の講演があった。

各団体の御活躍は、割愛させていただくとして、基本的には、「文章能力、英語力、論理的思考」が博士卒就職に期待される能力であるとの印象を持った。手に職をつけると言う意味では統計・空間解析(GIS)などの技術が生かされる場合も間々あるようだが、むしろ研究を行うことで培われるであろう基本的な人間力(コミュニケーション・自主性)のほうが重要なのかもしれない。どのNGOもマンパワー不足であり、新人を育て上げる暇はないので、基本的な社会スキルのない人を採用をするのは結構厳しい、という話もあった。NGOだけでなく、環境コンサルでも、原則として新卒は採用しないという会社が増えているので、中途採用ばかりになっていく背景はそんな所にあったのか、と納得した。研究室や学会という非常に限られた場所での知見をもとに就職を考えると視野が狭まりすぎるのは本当に実感することなので、このようなシンポジウムが開かれたのはとても意義深いことだと思う。博士号を取得しても、「カッコイイ」社会人になれます!というのが、今回受けたメッセージのように思う。

ポストポスドク問題が叫ばれ続けている昨今、どのようにして自身のキャリアを積んで、稼ぎを得るのかというのは緊急の課題である。博士漂流時代、ホームレス博士とった本がベストセラーになったり、博士が100人いる村なんてものが取り上げられたりもする。分野によって状況は違うのだろうが、僕の分野では研究職につくのはオリンピックで金メダルをとることくらいの難しさだとよく例えられる。そのため、明日を考えると頭が重たくなるから考えない、といった学生も多い(これぞニート博士候補生)。

でも、結局、何をしてお金を稼ぎたいのか?

ということを真剣に考えないことが、「研究室を運営したいのではなくて、研究をしたい」、「独立した研究職を増やすのではなく、研究支援職を拡充してほしい」という、なんとなくピンボケした意見につながるのかもしれない。
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2012年01月14日 | Comments(0) | Events
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