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富士山

P6159944.jpg
富士山の世界遺産推薦が22日に正式決定した。
報道資料はこちら

ちょっと注目していたのは
①構成資産と②構成資産のマップ

世界自然遺産を断念したので「信仰・文化芸術・荘厳な景観」という点から評価を受け、世界文化遺産に推薦される運びとなったわけですが、では富士山の自然(特に富士山原始林と青木ヶ原樹海)はどう扱われるのか??というのが気になっていた。結果から言うと、少し妙な形で落ちついたようで、構成資産に含まれていないのに、構成資産図には青木ヶ原樹海のほとんどが含まれるらしい。

なんで? という根拠は次の一文らしく、

『芸術の源泉』としての富士山の範囲は、その重要性を示す諸要素・過程を完全に表した適切な範囲が確保されている・・・・・・本栖湖からの展望は、湖畔の展望地点、本栖湖、背後に広がる山々などの周辺環境、展望面に広がり眺望の重要な要素をなしている富士山原始林及び青木ヶ原樹海等の森林を完全に包含している。

ということで、あくまでも「芸術の源泉」であって「自然保全」ではないらしい。若干捻くれているような気もするけれど、本栖湖から見える範囲は世界遺産の構成資産になるようだ。「景観」というのは非常に曖昧でありながら、富士山原始林及び青木ヶ原樹海をきちんと入れるところは案外様々な下心が見え隠れするようで興味深い。

最後に、今回の推薦の理由となった富士山の普遍的価値は以下に書かれた文の通り。
富士山は、神聖で荘厳な形姿を持つ独立成層火山であり、日本を代表し象徴する日本の最高峰(標高
3,776m)として世界的に著名である。
山頂・山域への登拝及び山域・山麓への巡礼を通じて、神仏の霊力の獲得し、擬死再生を求める富士
山信仰の独特の文化的伝統は、時代を超えて現代の富士登山の形式にも確実に継承された。
また、富士山に対する畏怖の念は、日本に固有の神道を基盤として、火山が生んだ自然との共生を重
視する伝統とともに、荘厳な形姿を持つ富士山を敬愛し、山麓の湧水などの恵みに感謝する伝統をも育
んだ。さらに、それらは海外にも影響を与えた葛飾北斎及び歌川広重の顕著な普遍的意義を持つ浮世
絵などの図像を生み出す源泉となり、日本及び日本の文化の象徴としての、記号化された意味を持つよ
うになった。
さらに、富士山は、近代以前の山に対する信仰活動及び山に対する展望に基づく芸術活動を通じて、
多くの人々に日本の神聖で荘厳な「名山」の典型的な景観の類型として認識されるようになり、日本と日
本文化を象徴する「名山」としての世界的な地位を確立した。
このように、富士山は、山岳に対する信仰の在り方や芸術活動などを通じ、山に対する生きた文化的伝
統の証拠を表すのみならず、数多の芸術作品の題材として描かれた世界的にも著名な神聖で荘厳な山
の景観の傑出した類型であることを示しており、他に類例を見ない顕著な普遍的価値を持つ山である。
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2011年09月24日 | Comments(0) | Diary
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