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お仕事の話

    仕事について色々思う。

いわゆるアセスメント調査でもうかれこれ×年間以上生活してきた。
週6日、労働8~11時間。拘束時間は20時間!?というわけで、これでもか!というほど働いていたし、家に帰れる日なんてなかったのですが。どうも不況の煽りを受けたのか、今日以降は仕事の目処が立たない。というか、実質的に非正規雇用はほとんど解雇に近いのだろう。昨日も、やけ酒に付き合っていた。
フリーター同士でする会話も耳にタコができるほど「仕事ない?」ばかりで、本気で苦しい人が出て来るのだろう。

別に仕事がないから会社や個人を怨むようなものでもなく、不況と国の考え方がその原因かも知れないと思ってみる。もう何年も言い続けているのだけれど、「自然保護」は「自然破壊」のシノニムだ。日本においてアセスメントとは開発事業の一環として行うものであるから、その費用は開発者が負担して大抵は調査会社がそれを請け負う。ポジション的には調査会社は「自然を守るために、自然に影響がないように」ということの客観性を与えるために仕事をするので当然生き物好きが多い。
一方、開発側の多くは「法律によって定められてしまったから」一応アセスメントをしておく。そんな印象。その結果、余計な費用を削減して効率を上げるためには直接的な開発の部分でないアセスの費用が削られる。まぁ、”資本主義”においては正しいことだろう。
けれど、それで苦しむ人もいる。それが僕ら。つまり、自然を破壊して開発する費用が十分にあって、常にどこかで自然を壊し続けないと自然保護を生業とする人間は生きられない、というのが現実。

そもそも「公共事業=土木」という構図が発展途上の日本において完全に形成されてきた。
土木事業は非常に多くの人員・費用を要するものであり、日本は東西に広がる列島かつ急峻な山地を持つ上に人口密度が非常に高いために道路・ダムの整備が常に求められてきた。世界的に見てもニューディール政策に代表されるように公共事業=土木=巨額の投資=経済の活性化、という構図が出来上がっていて、これが田中角栄の道路法(1952)あたりから今日まで続いてきた。
そうなれば、当然巨額が投資される分野に多くの人々が集まるわけで土木は儲かる仕事の一つだった。

で、ここで最近を考えると。国債の増加⇒税金・経費削減⇒公共事業の減少である。
「国の無駄遣いをやめる」というフレーズにほとんどの国民は賛成するだろう。でも、実際には事業の減少は仕事の減少であって、食い扶持を減らしているだけだというのも現実。いや、土木関係者だって国民だぞ!という意見は当然あって然り。何が問題かって、基本的に「土木中心でない経済の構造を提示する前に、土木という歯車を止めている」ということではないかと思う。離島に行けば「瓦屋根の家は土建屋」という言葉をよく耳にするほど、日本の経済、特に田舎では土木が大きな比重を占めている。田舎の宿だって休暇でない時期に止まっているのは出張・長期滞在の土建業者ばかりだ。とりあえず、それらを止めたら地方経済はどうなる???
とは言え、日本の公共事業が飽和状態に近いというのも現実だろう。高速道路もほとんど全国を駆け巡り、住宅ももう十分、日本の人口は減る一方。となれば当然、新たな開発の必要性は低い。
・・どう考えても、環境関係の仕事が減りつづけるのは自明の理。でも、仕事がなくては生きていけない。やっぱり、まずは環境省と国交省の予算を3倍くらいにしてみるとか斬新なことをしよう(笑)

なんか脱線している(酒も飲んでないのに!)けれど、ついでにこのまま脱線。
いろいろな所で開発の反対運動的なものが起こっても僕がまるで賛同しないことに疑問を抱かれる。
その理由はつらつらと書いている通り、我々は開発のために調査をしているからだ。下手をすれば競争入札で本当に下らない企業が何にも知らない学生を使ってデータを取らせて、はい終了。ということがまかり通る仕組みそのものがありえないのだと思う(僕も屑以下ですけど、本気でぶち切れるような会社も世の中にはある)。事業者に渡った調査結果が素人のもので精度がおかしければ、事業者の開発計画がどうなっても仕方ない。データを揉み消すような事業者なら罰してみると良いとは思う。
もう一つは、「休耕田」「放棄地」の保全は実質不可能だと思うからだ。
私有地で爺ちゃん婆ちゃんが農業していたから畑だった田んぼだった土地を、その方々が無くなった後に子供たちが畑や田んぼを続ける・・・訳がない。都会なら駐車場にすれば、マンションを建てれば、どれだけ儲かると思っているのだろう。どうしようもなくても固定資産税が延々かかるなら、道路や線路のために買い取ってもらった方がマシだ。という状況も当然あるし、そこに何か希少生物がいたって、要は庭に何かいた!というのと同じ状況。"今日までそれを守れたのは周辺が開発してもその場所をその所有者が管理していたからだ"ということを考えてみると良いと思う。当事者同士が納得した後で、事情をよく知らない人間が介入して掻き混ぜている現場が世の中には多いと思う。そういうのを見ていると、「現場の事情を知らない奴は黙ってろ!」と言う権利が現場の人間にはあるような気がしませんか。


どこかのお偉い経済学者さん、環境系の学者、現場を知っている人間を入れて今一度アセスメントの仕組みを誰か考えてくれないものか。そもそも猛禽ばかりだと9月から仕事が減るのは当然なわけで。。。経済関係は専門外、ただの頭でっかちの意見です。

誰か仕事下さい!
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2009年08月28日 | Comments(1) | Diary
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  2009年08月29日 18:15:55 編集

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